クリスマスの絵本

池袋図書館の2階

息子を連れ去られ生き別れにされてから踏み入る勇気が無かった。

屋外で遊べない雨の日は、サンシャイン水族館か、この図書館に私達親子は居た。

絵本の読み聞かせが大好きだった息子の為に、週に1回はまとめて絵本を借り、毎日の寝かしつけに使っていた。

息子が連れ去られる数日前に、ここのイベントで息子と二人で節分の鬼のお面を作った。

そして節分の前日に連れ去られ生き別れになった。

茫然自失の状態で、寝かしつけ用に借りていた本を返却した。

それ以来だった。毎日必死でこの人権問題と戦い1407日が経った。

連れ去られて2年後に、家裁調査官の天下り先の軟禁監視付で変わり果てた息子と僅かな時間を再会したことがある。

天真爛漫だった息子から笑顔は消え失せ硬直していた。

その際に、息子が大好きだった絵本を見つけた。何度も「もう1回」とせがまれた絵本だった。「覚えている?」と尋ねると息子は「知らない」と小さく答えた。

私は息子が変わり果て、忠誠葛藤で苦しんでいる様子であったことを裁判所へ伝えた。

しかし、拉致断絶期間を稼がせた森法律事務所の内野翠、鈴木信作、森元みのり、森公任らは「子どもの成長変化が理解できないような親である」と私を冒瀆した。だから自然に親子が会えるようなことになっては、子どもの不利益だという主張だ。

今日、4冊のクリスマスにまつわる絵本を借りた。

生き別れの息子と同じ学年の僅か数日の誕生日違いの小学1年生の男の子と一緒に読もうと思っている。(*息子を連れ去られてから地域子育て支援の社会活動をしている=子ども達の成長変化に精通している)

日頃は、音声検索でyoutubeサーフィンをしている子だけれども、クリスマスはサンタからプレゼントを貰える日であることは知っているものの、クリスマスにまつわるストーリーは殆ど知らないとのことだった。

日本の法曹人たちが、親子を引き裂く言い掛かりをつくる専門家であるなら、私は子ども達の気持ちがわかる専門家であろうと思う。

拉致断絶との戦いの日々

ある日突然拉致され,関係を風化させられ,再会する事に罪悪感を持たされる虐待を受け,生き別れとなった愛する息子に知って欲しい実父の戦の記録です。 「酷い父親だった。お前は捨てられたんだ。」と聞かされ育つであろう息子が,いつの日か自分のルーツに興味を持ち真実を探した時の為に書き遺します。