子守り唄の想い出

子育て支援先で、生き別れの息子と1週間違い生まれの小学1年の男の子と二人でカトゥーンチャンネルでトムとジェリーのオズの魔法使いを視ている。

ドロシーがオーバーザレインボーを歌い出したら

男の子が「この曲知っている?」と尋ねてきた。

私は「勿論!知っているよ」と答えた。

息子の寝かしつけでよくかけていた曲であり、一緒に歌ったこともある懐かしい曲。

男の子と二人で歌詞も覚えていないのに「フフフン」を多用し一緒に歌った。

これも生き別れの息子を思い出す懐かしいやりとり。

ドロシーは最後に魔法使いにおうちに帰りたいと伝えた。

魔法使いは「おうちが一番」と願いながら、靴のかかとを3回ぶつけるように伝えた。

ドロシーは大好きなおうちに帰ることができた。

帰宅後、息子が大好きだったのに2度と帰ることが出来なくなったおうちに1人で、この曲を聴いていると自然と涙が溢れてくる。

生き別れの息子への想いが募る。

息子が3回靴のかかとをぶつけて帰ってくることは無いのだろうか。

この曲はこんなにも哀しい気持ちになる曲だっただろうか。


Somewhere Over the Rainbow

どこか虹の向こうの空の彼方に、昔、子守り唄で聞いたことがある場所がある。
どこか虹の向こうに青空が広がり、貴方が抱いている夢が本当に叶う。
いつか星に願いをかけて、目覚めると雲は遥か彼方にある。

悩み事はレモンの飴のように溶ける。

煙突よりももっと高いところに私は居る。

どこか虹の向こうへ青い鳥たちが飛んでいく。

鳥たちは虹の向こうへ飛んでいけるのに何故私にはできないのだろう。

幸せの青い鳥たちが飛んでいく虹の向こうへ、何故私にはそれが叶わないのだろう。

拉致断絶との戦いの日々

ある日突然拉致され,関係を風化させられ,再会する事に罪悪感を持たされる虐待を受け,生き別れとなった愛する息子に知って欲しい実父の戦の記録です。 「酷い父親だった。お前は捨てられたんだ。」と聞かされ育つであろう息子が,いつの日か自分のルーツに興味を持ち真実を探した時の為に書き遺します。